コーヒーは野球選手に良いのか?

コーヒーを飲むと球速がアップするか?

コーヒーを飲むと眠気を覚まし、集中力が増すので、世界中で飲まれているのでしょう。

コーヒーは体に良いのか悪いのか。昔から繰り返し議論されていることらしい。コーヒーに多く含まれている成分で有名なのがカフェインです。このカフェインは体の中枢神経に作用しますが、人により影響の受け方、つまり感受性が違うので、体に良い影響を受ける人もいるし、反対に悪い影響を受ける人もいるようです。

遺伝的な体質のため、カフェインレスのコーヒーでないと飲めない方もいます。そのため、カフェインレスのコーヒーの需要があるのでしょう。私はカフェインを含んだ飲料のうち、どうしてもコーヒーを選んでしまいます。毎日、コーヒーを4杯以上飲んでしまいます。私の体はカフェインに慣れてしまって、感受性が低下し多くのコーヒーを要求している(もしかしてカフェイン依存性?)のかもしれません。

最初の話にもどりますが、コーヒーが体に良いのか、悪いのかは、結局カフェインは体に良いのか、悪いのかという話になりそうです。しかし、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸といった他の成分も体に良い影響をおよぼしています。クロロゲン酸は、コーヒーの味や香りの元であるとともに、脂肪を燃焼させ、血糖値を下げる作用があります。

北海道にはガラナ飲料が多い

カフェインのカフェはコーヒーのことです。しかし、カフェインは紅茶、日本茶、南米アマゾンの植物ガラナ、マカ等にも含まれています。北海道には日本中で唯一(?、でも九州でも販売されているらしい)販売されていガラナ飲料があります。コアップガラナという製品です。昔は日本中で販売されていたらしいですが、なぜか北海道にだけ残ったようです。大手のキリンベバリッジも北海道限定のガラナ飲料を発売しています。北海道では、他にも多くのメーカーがガラナ飲料を製造しています。Brooksの2016年のブログによると、札幌市は日本でも3番目にコーヒー消費量が多い地域だそうです。1番は京都市だそうです。2番目が鳥取市です。みんなカフェイン好きなのでしょうか。あるいは遺伝的にカフェインに強い(感受性が低い)のでしょうか。

カフェインはアルカロイドという成分に属しています。アルカロイドというと、なんだか毒のような印象を受けます。アマゾンで毒矢の先に塗られる植物から得られたクラーレという成分もアルカロイドです。アルカロイドはアルカリ性の一群といった意味です。しかし、毒も量が少ないと薬になるし、量が限度を超えると毒になったりします。コーヒーのカフェインもこれと同じで、適量だと体に良いのが真相のようです。

適量といっても人によって、感受性が違うので。何杯が適量かは人によって違ってきます。よく言われているのが、4杯程度までに抑えたほうがよいということです。小さな子供や妊婦は影響が大きいので避けたほうがよいと言われています。

試合の前にコーヒーを飲むと効果的

コーヒーが体に良いと言う研究結果のひとつに、コーヒーを飲むと糖尿病になりにくいというのがあります。スポーツ選手も、長く活躍したい人はコーヒーを飲んだほうが良いでしょう。糖尿病になると反射神経の働きも悪くなりますので。それだけではありません。コーヒーに含まれているカフェインは筋肉の収縮を強化する作用がありますので、瞬発力が高まります。試合の前に飲むと効果的です。野球の選手でいえば投手です。

毎日コーヒーを飲むよりも、3日から1週間避け、試合の前にだけ飲むようにしたほうが効果的です。毎日飲むと感受性が低下するので、その効果は弱くなるからです。野球の投手でも先発投手の話になります。毎日登板しないので。リリーフ投手だと毎日登板することもあるからです。

カフェインには脂肪を分解し血液中の脂肪酸(脂肪は分解されて、脂肪酸とグリセリンになります)の量が増加しますので、スタミナを必要とする競技には有効です。筋肉中にはグリコーゲンが貯蔵されていますが、カフェインは運動のエネルギー源のうちグリコーゲンを温存し、脂肪を優先的に利用する作用があるからです。マラソンのラストスパートで勝つには、筋肉中にグリコーゲンが残っていなければラストスパートはできないからです。先行逃げ切り型の独走状態だとそれも必要ではありませんが。

痩せたい人にもコーヒーは有効

脂肪を糖よりも優先的に利用するようにさせるからです。糖入りのコーヒーはだめです。ブラックがお勧めです。糖が入っていると、脂肪が燃焼しません。体はコーヒーに入っている糖を先に使ってしまうからです。

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