佐々木朗希165キロ、乃木坂46久保史緒里ノーバウンド始球式からピッチング理論をまとめる

最新ピッチング理論

ピッチング理論のまとめ

「2023ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)に参加するサムライJapanの強化試合が4日にバンテリンドームナゴヤで行われました。この試合で素晴らしいピッチングが見られました。サムライJapanの先発、佐々木朗希投手が日本タイ記録の165キロを出して球場はどよめきに包まれました。

この試合の始球式を務めたのが乃木坂46の久保史緒里さんで、これまた驚きのノーバウンドピッチングで会場を沸かせました。

私はピッチング理論をあれこれ考えてこのブログでも書いてきましたが、今振り返ると修正すべき点が多々あります。あくまで思考の試行錯誤の途中経過として捉えていただきたいです。

今現在は、結果につながるピッチング理論をまとめています。実際に投げて良い結果が出て初めてピッチング理論は意味のあるものになります。

私は今迄大リーグの投手のピッチングを参考にしてきましたが、ピッチング理論のまとめには日本のプロ野球投手、佐々木朗希、山本由伸の2人が欠かせません。2人とも腕を強く振って投げるフォームではなく、下半身を効率的に利用している投げ方で怪我をせずに速い球を投げれるフォームといえます。

乃木坂46久保史緒里さんのこの日の球速は60キロだそうで、どうすれば100キロの球を投げれるようになれるかを、佐々木朗希、山本由伸の2人のピッチングと比較しながら考えてみたいと思います。

佐々木朗希投手165㎞/h(日本人最速タイ)

 

山本由伸投手の新フォーム(2023)

山本由伸投手の旧フォーム157㎞/h(2022以前)

 

乃木坂46久保史緒里さん始球式

 

怪我をせずに速い球を投げる基本
基本は腕を振らずに投げる。これは山本由伸投手のように(佐々木投手も同じ)、上腕を槍に見立てて真っすぐホーム方向に肩で引っ張って加速、その後減速させることです。前足を着地後、まずは下半身を使って上腕を直線的に加速させることです。体の重心移動が止まるように前足で十分ブレーキをかければ、上体の縦回転、横回転は反射的に始動されるので上腕も直線的な動きから回転運動に変わります。
山本投手は腕を振らない方が球が良く伸びると言っていますが、腕を振りに行くと下半身が速く回転して前脚が地面から受ける抵抗が小さくなってパワーを引き出せないことを言っているのでしょう。
久保さんの改善点
  1. 山本投手、佐々木投手のように右腕の上腕を槍のようにホームプレート方向に右肩で引っ張る
  2. 体の重心移動は重心の位置エネルギーを運動エネルギーに変えるようにする
    具体的には、右膝、右股関節、足首の関節の力を抜くことで力を入れずに重心移動を行います
    そうすれば、両脚のストライドも伸び重心移動のスピードも上がります
  3. 体に入れるのは、前足を着地する寸前に素早く前脚を踏み出し、少し曲げた状態で地面を蹴って重心移動を止めることだけです
  4. 前足着地は、体がホーム方向に流れないように左足の着地位置をホーム方向にする(体の重心移動を止める)
    注意する点は体が回転してホームプレート方向に向かないようにすることです
以上4点を守れば、球速は100キロに達するかもしれません。私自身が左で投げて100キロオーバーしたいと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました