スライダーの投げ方のコツ

ピッチングスクール

スライダーの種類

  1.  回転の良くかかったスライダー(横スライダー)
  2.  回転の良くかかったスライダー(縦スライダー)
  3.  回転の少ないスライダー

1.の代表はランディー・ジョンソン

回転の少ないスライダー

代表的な投手はマックス・シャーザー、ジャスティン・バーランダー、アスレチクスで昨年ブレイクしたブレイク・トライネン。

中でも、マックス・シャーザーの2018年度のスライダーの回転数は平均300rpmです。1秒間にわずか5回転で、ナックルボールみたいです。スライダーの空振り率は25.7%と大きく大リーグ平均の約2倍です。

ジャスティン・バーランダー の 2018年度のスライダーの回転数は平均547rpmです。 ブレイク・トライネン は平均538 rpm でした。

マックス・シャーザーの スライダー

max scherzer

回転の少ないスライダーはフォークボールのように落ちる感じです。サイドハンドに近い投手ではフォークボールは投げにくいので、シャーザーのようにスライダーのグリップでフォークボールのような球種を投げることが有効です。ストライクゾーンに投げて空振りを奪うことができるのが、シャーザーが三振を多く取れる理由のひとつです。

ジャスティン・バーランダー のスライダー

justin verlander

ブレイク・トライネン のスライダー

前田健太投手は回転の少ないタイプ(770rpm)

ドジャース前田投手は良いスライダーを持っているというのは知っていますが、どちらのタイプでしょうか。平均回転数770rpmなので、回転の少ないタイプと言えます。空振り奪取率は24.3% (2018年)と非常に高いと言えます。

前田健太

回転の少ないスライダーの投げ方のコツ

親指と人差し指の間からボールを抜く感じ、あるいは親指と人差し指でフォークボールのように投げているのかなと思っています。この投げ方は、今後の課題です。

回転の良くかかった鋭く曲がるスライダー(横スライダ)の投げ方

肘、手首に負担がかからないスライダーの投げ方は、手首をひねらず、手首のスナップも極端には使わず、手首を軽くフックさせて、ボールの外側1/3を人差し指全体で押し出す感じです。そのためには、体の横回転を大きく使うのがコツだと思います。膝を軽く曲げて前足を着地させ、その際、ストライドは大きめにし、体をゆっくりと押し戻す感じが良いと思います。

バーランダー、シャーザー、キンブレルに似たフォームでスライダーを投げてみました。

slider verlander scherzer kimbrel like

コントロールを意識したスライダーの練習

20190928slider3pitches

コメント

  1. Seiya Watanabe より:
  2. Seiya Watanabe より:

    というかどこからのデータですか

  3. sanpitch より:

    前田投手の2018年度のスライダーの平均回転数770rpmはTexasLeaguer.comからのデータです。

  4. sanpitch より:

    前田投手の2019年度のスライダーの平均回転数は、https://baseballsavant.mlb.com/によると、2514rpmでした。年度の違いか、球種の分類の違いからなのか、参考サイトによって結果が違っているので、変化球の回転数は検討の余地がありそうです。

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