- どの段階で肘が高くなっていればよいのかが重要なポイント
- 小学5年生の時に、元プロ野球選手から「右肩を下げず右肘を高く上げてから投げなさい」と教わった
- 結果:その通りにすると、うまくゆかなかった。
- 「右肩を下げて投げたら、勢いのある球が行った」
- 高校入学:ピッチングコーチに「右肘を高く上げる投げ方に変えられた」
- 結果:ボールが行かなくなって、ピッチャーをクビになる。
- 外野手になり、右肩を下げる投げ方にしたら、良い投げ方になり、臨時コーチから再びピッチャーに戻された。
- その結果:甲子園で優勝できた。
- プロ入団(巨人軍)1年目:「肘を高く上げて投げなさい」と言われた。言ったのは、誰だかは触れていないが、名球会に入っている歴代の先輩方です。
- それに従ったら、結果が出ず「もう桑田はピッチャーでは通用しない」と言われた。
- 窮地を救ってくれたのが、宮田征典さんでした。
- 桑田投手の投球フォーム
- 宮田征典(ゆきのり)さんの投球フォーム(1965.10.6巨人-阪神戦)
- ただし、サイドハンド、アンダーハンドの場合には、「右肩を上げて、肘が下がっても良い」ので区別して考える必要があります。
- 元西武ライオンズ、塩崎哲也投手のサイドハンド、球速150km
- 大リーグ史上最高の投手という呼び声の高いウォルター・ジョンソンwalter johnson
- 元阪急ブレーブス山田久志投手、アンダーハンド
- アロルディス・チャップマンaroldis chapman
- クレイトン・カーショーclayton kershaw カーショーの左肩も、一度下がる結果、後半肘が高くなる。
- グレグ・マダックスgreg maddux マダックスは右肩はあまり下がらないが、右肘を最初かなり低めにしているので後半、右肘は高く上がる。
- 工藤 公康(通算224勝142敗、防御率3.45)
どの段階で肘が高くなっていればよいのかが重要なポイント
野球の世界では、高校の指導者、プロ野球の指導者(名球会の大投手でさえも)でさえも、肘を上げて投げれという指導をしているようです。つまり、成績を残した大投手でもなぜ、自分が良い成績を残せたのかを、必ずしも理解できていないということです。つまり、大投手が、必ずしも指導者として成功できるとは限らないということです。これは打撃についても同様です。
今の野球界で実績も残して、指導者としても優れていて、野球界の間違った常識を指摘されているのは、前巨人の投手の桑田真澄さんぐらいです。一番科学的な分析をされています。最後の4割打者、テッド・ウィリアムズの書いたバッティングの科学を髣髴とさせます。
この記事の冒頭部分の内容は桑田真澄氏に関する記事、テリー伊藤対談「桑田真澄」(1)プロ野球1年目は目の前真っ、を参考にしました。
その、肝心の部分を抜粋します。
小学5年生の時に、元プロ野球選手から「右肩を下げず右肘を高く上げてから投げなさい」と教わった
-
結果:その通りにすると、うまくゆかなかった。
-
「右肩を下げて投げたら、勢いのある球が行った」
-
高校入学:ピッチングコーチに「右肘を高く上げる投げ方に変えられた」
-
結果:ボールが行かなくなって、ピッチャーをクビになる。
-
外野手になり、右肩を下げる投げ方にしたら、良い投げ方になり、臨時コーチから再びピッチャーに戻された。
-
その結果:甲子園で優勝できた。
-
プロ入団(巨人軍)1年目:「肘を高く上げて投げなさい」と言われた。言ったのは、誰だかは触れていないが、名球会に入っている歴代の先輩方です。
-
それに従ったら、結果が出ず「もう桑田はピッチャーでは通用しない」と言われた。
-
窮地を救ってくれたのが、宮田征典さんでした。
宮田征典さんは「8時半の男」と言われて、その時間にリリーフとして登板し、活躍、有名になったリリーフ投手です。シーズンオフにジャイアンツ球場で桑田氏は宮田氏に、「高校時代のフォームでいいじゃないか」と励まされ、連日キャッチボールにもつきあってもらったのでした。その結果、沢村賞獲得をはじめ、通算173勝と大活躍できたのでした。
桑田投手の投球フォーム
宮田征典(ゆきのり)さんの投球フォーム(1965.10.6巨人-阪神戦)
ただし、サイドハンド、アンダーハンドの場合には、「右肩を上げて、肘が下がっても良い」ので区別して考える必要があります。
元西武ライオンズ、塩崎哲也投手のサイドハンド、球速150km
大リーグ史上最高の投手という呼び声の高いウォルター・ジョンソンwalter johnson
元阪急ブレーブス山田久志投手、アンダーハンド
大リーグ最速アロルディス・チャップマンaroldis chapman、現在大リーグ最高の先発投手クレイトン・カーショーclayton kershaw、精密機械グレグ・マダックスgreg maddux、その他、日本人200勝投手はどうなのか?
アロルディス・チャップマンaroldis chapman
チャップマンの左肩は最初、右肩よりも上がっているが、途中で一度下がることによって、後半高くなり、左肘も上がる。
クレイトン・カーショーclayton kershaw カーショーの左肩も、一度下がる結果、後半肘が高くなる。
グレグ・マダックスgreg maddux マダックスは右肩はあまり下がらないが、右肘を最初かなり低めにしているので後半、右肘は高く上がる。
工藤 公康(通算224勝142敗、防御率3.45)
コメント