大谷投手の2刀流は大リーグではどのレベル?

MLB

大谷投手の2刀流の記録は、どちらも大リーグでもトップレベル

大谷投手は大リーグのエンゼルスに移籍しましたが、2017年度の大谷投手が日本ハムで残した投手、打者としての2刀流の記録ははたして、大リーグではどのレベルなのか、大リーグの記事から見てみましょう。

ピッチング

大谷投手、2017年度2度目の登板

大谷投手の直球、フォーシームの平均球速97.5mph、回転数2301rpm(2017年度日本ハムでの記録)

 

この記録は、驚いたことに、ニューヨーク・ヤンキースのルイス・セベリーノLuis Severino投手とまったく同じです。セベリーノ投手は今年のサイ・ヤング賞投票で3位になっています。セベリーノは今年2017シーズン、その速球で141三振を奪っています。

ルイス・セベリーノLuis Severino
打Bats: Right • 投Throws: Right
身長、体重6-2, 215lb (188cm, 97kg)
生年月日: 1994年2月20日 (23歳)
出身: ドミニカ共和国 サバナ・デ・ラ・マール

ルイス・セベリーノ2015年度ルーキー時のピッチング

2017年度のフォーシームの平均回転数は2255rpmですから、大谷投手の回転数は平均よりも少し高い程度です。大リーグの最高が2590rpm、最低が1821rpmです。回転数が高いと、空振りを奪いやすくなり、逆に回転数が低いとゴロに打ち取りやすくなります。平均の回転数は打たれやすい球と言えます。回転数は平均よりも高いか、逆に低いかどちらかであるほうが有利です。

大谷投手のフォーシームの平均球速97.5rpmは大リーグ2017年度の先発投手では、ニューヨーク・メッツのノア・シンダーガードNoah Syndergaardについで第2位をセベリーノ投手と分け合っています。

大谷投手のフォーシームの最高球速101.6mph(2017年度日本ハムでの記録)、自己最速は101.9mph(2016年度) 101.6mphを切り上げて102mphとすると、先発投手に限ると、過去3年で102mph以上は4球しか記録されていません。ネイサン・エオバルディNathan Eovaldi とノア・シンダーガードNoah Syndergaardの2人によるものです。102mph以上の球の80パーセントはリリーフ投手のアロルディス・チャップマンAroldis Chapmanによるものです。

バッティング

大谷投手、2017年度8号ホームラン

大谷投手のフライの打球の初速の平均球速は94.3mph(第50位、上位13パーセントに位置、大リーグ平均91.2rpm)、最高球速は110.7rpm

大谷投手のライナーの打球の初速の平均球速は96.6mph(第33位、大リーグ平均92.9rpm)、最高球速は111.1rpm

結論

大谷投手は、やはり、投手としての力のほうが飛びぬけています。

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