ボールの回転数が高い直球を投げる投手
球速が時速140キロ台でも、空振りの取れるピッチャーと言えば、現役では上原浩治、それ以前では江川卓でしょう。
江川投手のボールは140キロ台でもボールがお辞儀せず、糸を引いたように一直線です。
150キロ台の球速と高回転数で空振りの取れる投手の名前を挙げると、藤川球児、松坂大輔のデビュー当時でしょうか。
元中日の山本昌投手は球速は130キロ台でも回転数が高い投手でした。
大リーグの現役投手で回転数の高い直球(フォーシーム)を投げる現役で将来大リーグの殿堂入りの可能性が高く、怪我にも強い投手と言えば、ジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザーの名前が頭に浮かびます。抑えの投手ではアロルディス・チャップマン、上原浩治投手でしょうか。
回転数の高い球を投げる秘訣とは?
私自身、まだ回転数の高い球を投げるコツは何なのか研究段階なのではっきりしたことは言えません。まだ推測の域を出ていません。おそらく指先がよくしなっていて、そのまま投げたらボールが高めのボールになってしまうので、ワンバウンドのボールを投げる意識でボールを投げているのでしょうか。したがって、回転数の高いボールは高めのボールが多いのでしょう。低めに回転数の高いボールを投げるのは難しそうです。
2018年度の マックス・シャーザー(34歳) と ジャスティン・バーランダー(36歳) の成績
2人とも、各リーグの三振王です。ナショナルリーグのシャーザー(ナショナルズ)が300、アメリカンリーグのバーランダー(アストロズ)が290です。ナショナル・リーグはピッチャーが打席に立つので、三振を取りやすいという事を考慮すると、ほぼ互角か、むしろバーランダーの方が優位かもしれません。
SO9三振奪取率は2人とも12.2です。9イニングで12.2個の三振を奪っています。 SO /W(一個の四球を出す間に何個三振を奪ったか)はシャーザーが5.88(リーグ最高)、バーランダーが7.84(リーグ最高)でした。2人とも、サイ・ヤング賞投票では惜しくも2位になっています。2人ともコントロールが良く、三振も取れる投手です。
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