大谷翔平選手の2刀流は大リーグに衝撃
2018年度の大リーグの新人王は圧倒的な大差で大谷翔平選手が選ばれました。100年前のベーブ・ルース以来の快挙で、オープン戦での成績からはまったく予想できない結果で大リーグに衝撃を与えました。
大谷選手の才能、努力、強い願望と日本ハムの栗山監督のユニークな選手起用方法の賜物と言えるでしょう。高校卒業後大リーグに直接行っていれば果たして、2刀流は成功したかどうかは疑問です。
大谷翔平投手の次に大リーグに衝撃を与えるのは、それは両手投げの先発投手が左右両方で勝利をあげる場面でしょうか。大リーグ史上初の快挙となるでしょう。それは夢物語なのか、可能性のあることなのか、私は実際に両手投げの練習をして検証している最中です。
2刀流選手は英語で2 way player
ベーブ・ルースと大谷翔平の両選手は打者と投手の両方で活躍しましたが、両手投げ投手は英語ではなんというのでしょうか。
右と左の両打席で打つ打者はスウィッチ・バッターと呼ばれるように、スウィッチ・ピッチャーswitch pitcherというようです。大リーグ史上最高のスウィッチ・バッターはジョー・ディマジオの後継者であるヤンキース一筋のミッキー・マントルです。
ミッキー・マントルは通算536本のホームラン、三冠王1度、MVP3度を達成しました。
何故スウィッチ・ピッチャーは困難なのか
利き腕でちゃんとピッチングができれば、練習を積めば非利き腕でもピッチングはできるようになるのではないかと、私は練習をしていますがなかなか、利き腕のようにはまだうまく投げられません。
理由を分析すると、軸足の脚力不足を強く感じます。そのため、重心移動がスムースに行えていません。また軸足の拇趾球に荷重できていません。
軸足の脚力が不足していると、軸足の拇趾球に荷重しづらく、重心移動もスムースに行なえず、下半身を使ったピッチングになりません。そのため、上半身に頼ったピッチングになってっしまいます。
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軸足の筋力をつけることは球速アップの大きな要因ですが、その前に解決すべきことがあります。
内容:
拇趾球への加重
両手投げを練習することのメリット
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拇趾球
足裏の親指の付け根の出っ張った部分が拇趾球です。
拇趾球に荷重することの長所
- 軸足でプレートを強く蹴れるようになる(足首、足関節の伸展)
- 軸足を強く蹴っても体が開きにくくなる
両手投げ(スウィッチ・ピッチング)を続ける意義
実際に行ってみて、非利き腕側(左手)は最初は、下半身がうまく使えず、上半身に頼ったピッチングでした。
しかし、次第に下半身を使ったピッチングへと変化してゆきました。非利き腕側のピッチングを続けていると、利き腕側のピッチングでうまく投げられた時の要因は何だったのか、右と左で同じように投げているのに、同じようなピッチングにならないのは何故なのか、をずっと考えてきました。
しかし、なかなか理由がわかりませんでしたが、最近ようやくその理由がわかりはじめてきたところです。
理由の一部は、体を開かずに重力を利用して重心移動を楽に行い、軸足の膝の皿の向きをホームプレート方向に徐々に向けて行き、上に述べた拇趾球に荷重しなければいけないことです。
また、軸足の筋力不足です。しかし、上に述べたピッチングのコツを習得することが先決で、軸足の筋力がつけば球速はさらにアップするでしょう。
また、投球側の肘も下がっていると、いくら下半身を使っても投球側の腕の加速は鈍くなります。さらに、上に述べた体が開きやすいということにもつながります。
結論
両手で投げる練習をすると、相乗効果で無意識で覚えている投球のしくみがわかってきます。しかし、ある程度、利き腕でピッチングできるようになってからでないと、非利き腕で投げる練習をしても相乗効果は見込めないでしょう。
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経験から得られたピッチングのコツ
ピッチングの際、重要なポイント
- 重力による位置エネルギーを推進力に変える
- 重心移動の際、体が回転しすぎて体が開かないようにする
- コッキング時、肘の位置が低くならないようにする
- グラブ側の足を着地時、地面から大きな抵抗を受けるようにする
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内容:
具体的な実践的方法
下半身の使い方
ピッチングのコツ1~3を達成するのに実践的な方法
サイドハンド・アンダーハンドで投げる練習をすれば有効です。
体が開かないようにするための下半身の使い方
- 軸足を蹴る意識は持たない。意識は着地側の脚におく。
- 軸足を早いタイミングで蹴ろうとすると体が回転しすぎて、体が開いてしまいます。
- 重心移動の際、着地側の脚の股関節を内旋し、膝を内側にしぼり、足の踵をホームプレートに向けるようにする。
ピッチングのコツ4 地面から大きな抵抗を受けるようにする方法
- 体の重心の延長線上に着地する
- 着地側の足を着地して体が少し後退する感覚を覚え、その後、
着地側の股関節が停止するぐらいが良い
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